本を守ろうとする猫の話 夏川草介著 小学館

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本を守ろうとする猫の話 夏川草介著 小学館

祖父に死なれた、不登校の高校生が跡を継ぐことになるきっかけ

祖父のいない書店でぼーっとしていると、不思議な猫が話しかけてくる。本をダメにする奴がいるから、彼らから本を取り戻して欲しいという。初めは本をやたらと収集するだけでそれを大切にしない相手との闘い、2つ目は売れない本を切り刻む者、3つ目は本を売りさばく者との闘い。これらの敵に対して、本当に本を大切にするお祖父さんから言葉を背景に闘い切る。それで終わったと思ったら、最後の敵は難解であった。戦いに負けた者たちの今の姿は、金もうけから遠くなり、生活に苦労していると主人公の夏木林太郎は突き付けられる。それでも敵の真意を見抜き、クラスメートの女の子の助けもあって、最後まで祖父の言葉の「本の力」を信じて戦い切る。本当の本好きの著者の立ち位置は、私たちにも今一度本についての底力を教えてくれて、読者も救われた気持である。 

毎週日曜は礼拝の日

花見川教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会(きとうかい=お祈りの会)がおすすめです。

日曜礼拝
午前10時30分~11時45分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
水曜祈祷会
14時00分から15時00分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。