暗殺国家ロシアー消されたジャーナリストを追う 福田ますみ著 新潮社

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暗殺国家ロシアー消されたジャーナリストを追う 福田ますみ著 新潮社

2010年の発行なので、少しデータとしては古いが、タイトルから推察できるように、ウクライナ侵略に関して根っこには同じ問題が横たわっていると感じた。

この著は、まだ多少報道の自由が残されていたときにすでに、大方のジャーナリストたちはロシア当局から抹殺されている事実が述べられている。著者はノーバヤがゼータ紙の記者たちである。彼ら彼女らは、真実を伝える中にあって、命をかけて報道している。特筆すべきは、チェチェンの武装勢力が、ロシア連邦を構成する北オセチア共和国のベスランで、新学期の始業式が行われている学校に乱入して、子どもたちや親、教師を人質にして立てこもった時のことである。当局は子どもの数およそ1200人ほどなのに後から345人と修正した。最後は、子どもたちを無視した形で犯人たちを皆殺しにするために数を少なく公表して突入の批判を免れたとしか思われない。その戦略たるや人質など無視した武器を用いて多くの犠牲を出している。
ここにおいて、プーチンは自国民を守るというような発想はないことに気が付いた、であるから自らの大統領存続のために、ウクライナに進行することも、自国民を兵隊に担ぎ出して犠牲を出そうと意に介さない態度を採ることは、すでにこの時に始まっているのだ。または、このような兆候から明らかなことなのだ。間違った指導者を選ぶと、いかに国が衰えるか、また国民も哀れなものであると思った。

毎週日曜は礼拝の日

花見川教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会(きとうかい=お祈りの会)がおすすめです。

日曜礼拝
午前10時30分~11時45分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
水曜祈祷会
14時00分から15時00分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。